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登場人物
■主人公■
■レギル■ ♂ “運命に身を投じる男”
辺境の片田舎に住んでいた青年。
田舎の退屈な暮らしに飽き、戦争があると聞いてアベリア王国軍の兵に
志願しアベリアの一兵士として戦う事になる。
農民ながら自然と鍛え上げられたその怪力は大剣を片手で振り回すほど。
今まで戦った事などなかったが、死線の中その才能が開花していく。
エルミィとは幼馴染で約１０年振りの再会を果たす事になる。
■エルミィ■ ♀ “運命に縛られた女”
アベリアの若き天才軍師で“冷血のエルミィ”と称される冷徹さを持つ。
しかしその高い指揮能力故に多くの味方兵士から慕われ敬われてもいる。
アベリア国王ヴォガルブからの信頼も厚く、今回の戦争でも
筆頭軍師として指揮を執る事となり戦果を期待されている。
…しかし彼女には敵国ロームを倒す事よりも優先すべきある目的が…
レギルとは幼馴染で、友人以上の特別な感情を抱いている。
その為、今回の思いがけない再会に複雑な心境のようだ。
■グゼイド■ ♂ “運命を憎悪する復讐鬼”
どちらの国にも属さず、たった一人で戦う復讐の鬼。
謎の軍隊らしき者達に故郷を滅ぼされ、家族を失い、恋人を殺され
全てを失い、その原因になっただろうアベリア・ローム両国に復讐を誓う。
悪魔ジリィガァとの契約により人間では到底得られない強大無比な力で
憎き軍人達を蹴散らしていく。
しかし契約の代償として徐々に記憶を失っていく事に苦悩する。
復讐という名の殺戮の果て、彼を待つものとは…？
■ミア■ ♀ “運命によって目覚める少女”
ローム皇帝ノルグード直属のアサシンにして
ゼイルン大陸では迷信、御伽噺の存在とまでされるダークエルフの少女。
とある事情で心が壊れ喜怒哀楽を失うが、伝説のアサシン・ギアンに
拾われ若くして優秀な暗殺者に育つ。その為、人を殺す事に躊躇はなく
言われたままに行動する人形のような少女となってしまった。
だが、そんな人形のような彼女にも一つだけある目標があるのだが……
■？？？■
■ジリィガァ■ ？
グゼイドと行動を共にし、その様を傍観する悪魔。
人間では得られない力をグゼイドに与え、彼が刈り取った
報われぬ魂を食す。
この戦争についての真相を“全て”知っているが敢えてグゼイドには
何も話さず、ほくそ笑む。
■ケイラン■ ？
物語の冒頭、謎の一幕で現れるストーリーテラー。
全てが謎に包まれた存在であり、その目的も不明。
謎の空間に漂うある一つの魂にこの物語を体験させる。